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四角テーパーのJISとISO。同じ形なのに位置が変わる

どちらも四角い穴に四角い軸。それでも同じではありません。差が出るのは、クランクが軸のどこまで乗り込むかです。

UPDATED 2026-08-18

四角テーパーのBBには、日本系のJISとイタリア系のISOがあります。 テーパーの角度はどちらも2度で、見た目も嵌合も同じです。 違うのは、四角形の基準になる寸法です。

差が出るのは「どこまで入るか」

基準寸法が違うと、同じ力で締めてもクランクが軸に乗り込む位置がずれます。結果としてチェーンラインとQファクター(左右のクランクの間隔)が変わります。走れないわけではありませんが、狙った位置には来ません。

ずれの向きと量は組み合わせによります。混ぜるなら、 クランクのメーカーが指定している軸長を必ず確認してください。 「入ったから合っている」は、この規格では成り立ちません。

もっと危ないのは、独自テーパー

JISとISOの差は「位置がずれる」で済みますが、そもそも互換性が無い四角テーパーもあります。 代表がスギノの SG75 で、メーカー自身が 「スギノ独自の規格であり、他のテーパー規格とは互換性がありません」と明記しています。

四角同士なので物理的には嵌まってしまいます。嵌まる間違いは、嵌まらない間違いより結果が重い—— テーパーの噛み合いが浅いまま踏み込むことになるためです。 SG75のクランクは BB-SG75 系と組み合わせます。

スプライン式は形が違う

シマノのオクタリンクのようなスプライン(溝)式は、そもそも四角ではありません。 四角テーパーのBBには入りませんし、逆も同じです。「四角テーパーだから同じ」も「クランクだから付く」も成り立たないのがこの部分です。

手持ちの組み合わせは互換チェックで確かめられます。 規格ページは四角テーパー JISスギノ SG75にあります。

出典

トルクの数値と、ブレーキに関わる判断は、このページではなくメーカーの指示と整備をする人の判断に従ってください。