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ロックリングが逆ネジな理由と、締める順番
同じ場所に、向きの違うねじが2本切ってあります。デザインではありません。踏んだときと、脚を止めたときで、受け持ちが変わるからです。
UPDATED 2026-08-18
固定ギアのリアハブには、コグ用のねじと、その外側にロックリング用のねじがあります。コグは正ネジ、ロックリングは逆ネジで、向きがわざと逆にしてあります。
踏んでいるあいだはコグが締まる
ペダルを踏むと、チェーンはコグを締める向きに回します。 走っているあいだ、コグは自分で締まり続けます。ここまでは変速のある自転車と同じです。
脚を止めた瞬間に、逆が起きる
固定ギアでは、脚を止めたり後ろに踏んだりすると力が逆向きにかかります。 このときコグは緩む向きに回されます。 コグしか付いていなければ、そのまま外れます。
そこで逆ネジのロックリングです。コグが緩む向きの力は、ロックリングにとっては締まる向きになります。 踏めばコグが締まり、脚を止めればロックリングが締まります。どちらの向きの力も、どちらかのねじが受けるようになっています。
ロックリングは飾りではなく、脚を止めたときにコグを外れさせないための部品です。 固定ギアで走るなら省略できません。
締める順番と向き
コグを正ネジで締めてから、ロックリングを反時計回りに締めます。 外すときも同じで、ロックリングは時計回りに回すと外れます。 普段の感覚と逆なので、固い個体を無理に回して舐めやすい部分です。
規格としてはコグ側が1.37インチ×24山、ロックリング側が1.29インチ×24山の逆ネジで、 トラックハブはこの2つを同じ場所に持っています。詳しくはロックリングねじの規格ページを見てください。
出典
トルクの数値と、ブレーキに関わる判断は、このページではなくメーカーの指示と整備をする人の判断に従ってください。